Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






こうして自分の名前をお母さんの口から聞いたのは、何時ぶりだろう?


…と言っても、一・二週間位だろうけど。


あたしには凄く久しぶりに感じて、胸が暖かくなるのと共に少し背筋が冷たくなった。


「一緒って、何を?」


あたしも聞きたかった事を日向が言って、気になる答えに耳を立てる。


「トレードマーク」


「え?」


「日向のその頭、陽菜もトレードマークやって言ってた…」


そう小さな声で言ったお母さんの唇は震えてて、聞きたかった答えの筈なのに、全然集中出来ない。