キスをする度、
百合から漏れる声に、
段々と興奮してくる。


俺は口元から首筋にかけて舐めるように唇をずらす。

百合の体が俺に反応してくれている。


俺はもう一度確認をした。


『百合、本当にいいんだな?』


『うっうん…いいよ…』


確認をし終えた後、
俺はさっきと同様にキスを繰り返した。


そして、百合の胸を触る。

でも俺はすぐにやめた。


『こっ光輝?』


『や─めた』


俺はそう言うと、着ていたスエットを拾い、
行為をやめた。


百合は上半身を落ちていた服で隠し、起き上がって、びっくりした様子で俺を見ていた。


『何で…やめるの?
私大丈夫だよ?』



『無理すんなよ。百合すげぇ肩震えてんじゃん。
そんなんじゃ抱けねぇよ』

立ち上がり、部屋の電気をつけた。