『百合…お前言ってる意味分かってる?』


強く手を握ったまま、
俺は百合の目を見た。


『うん、分かってる。
早く光輝と一緒になりたいんだもん』


百合は真っ直ぐ俺を見て言った。


こんな事言って恥ずかしくないのかよ?


今の俺、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。


『…いいんだな?後悔しても知らねぇぞ?』



『うん、大丈夫…光輝がいるもん…』


百合はそっと俺を抱いた。

俺は部屋の電気を消し、
真っ暗な状態にした。


部屋を照らすのは月の明かりだけ。


そんな演出が、
俺を熱くさせる。


俺は強く百合の手を握ったまま、百合にキスをした。


何度も何度も─…


離れても、また繰り返す。

あの記念日のように、
いやらしい音が、
俺の部屋をいっぱいにする。