私は学校までの道を走る。



でも運動音痴の私は走っても歩いて大して変わらない。



…歩こっと。



途中から諦め、遅刻覚悟で歩き出した。



あと10分で予鈴鳴っちゃうなー…。



間に合わないや。




「あ、竹田真奈じゃん。」




私は名前を呼ばれて、振り返った。



そこには知らない男女数人。



…危ない予感。



逃げた方が良さそうだけど逃げきれないだろうなー…。