君想う




怜君はニヤリと笑って教室を出て行った。




「怜君、嫌い…。」




「真奈ってある意味すごいよ。」




と、千絵が目を輝かせてる。




「怜君、女嫌いなんだよ。」




あいつが女嫌い?



絶対、遊んでるでしょ。



まさかこれから怜君との仲があんなことになるなんて思ってもみなかった―