外に出ると、避難した人や野次馬で狭い駐車場はごちゃごちゃしていた。
二階の右端の窓に赤や黒の布がはためいているような不気味な色が見える。
遅いぞと言う野次馬の声と、近づいてくる消防車のサイレンが普段静かな街に大きく響いた。
「お願い!!入らせて!!」
甲高い声がする方を背伸びして覗くと、アパートに戻ろうとする女の人をみんなが必死で押さえていた。
聞こえてくる話によると、火事になった部屋の隣の若い奥さんらしい。
「子どもが、子どもが家にいるんです!お願いだから行かせて!!」
「駄目です!今消防士が来ますから!」
みんなに押さえ付けられ、女の人はその場に泣き崩れた。
「真知……!!」
二階の右端の窓に赤や黒の布がはためいているような不気味な色が見える。
遅いぞと言う野次馬の声と、近づいてくる消防車のサイレンが普段静かな街に大きく響いた。
「お願い!!入らせて!!」
甲高い声がする方を背伸びして覗くと、アパートに戻ろうとする女の人をみんなが必死で押さえていた。
聞こえてくる話によると、火事になった部屋の隣の若い奥さんらしい。
「子どもが、子どもが家にいるんです!お願いだから行かせて!!」
「駄目です!今消防士が来ますから!」
みんなに押さえ付けられ、女の人はその場に泣き崩れた。
「真知……!!」



