俺様な死神研修生!



「一緒に住むといいなら隠せない。」

「まぁ、そりゃぁそうだけど。」

「知ってしまったら仲間になるか消されるかなんだ。」

「へぇ・・・。」

「俺はお前を消したくない。せっかくできた家族なんだ!だから・・・!!」



「俺、死神になるよ。」



「え?」と秋本さんは顔を上げた。
その目はうっすらと紅くなっていた。


「別に殺されたくないからとかじゃない。」

「じゃぁ・・・?」

「秋本さんが“家族”って言ってくれたから。」


俺は誰かに必要としてもらいたかった。


「俺は秋本さんに必要とされているんだよな。」

「あぁ・・・。」

「じゃ、死神になる。」


そう言って笑った俺を驚いたように見た秋本さん。


「い、いのか?」

「もちろん。さっさと俺を死神にしてくれよ。」


秋本さんが俺を必要をしてくれている。

俺はそんな秋本さんに応えたい。

それがどんな形であろうとも、せっかくできた兄貴のような家族だ。



家族を失いたくない。

もう、これ以上家族を失いたくなかった。