「お前はきっと話さなくてもいつか知ってしまうと思う。」
「そりゃぁ・・まぁ・・・。」
正直俺は手紙を見てしまったし、今になってようやく手紙とこの話がつながっているのがわかるけど。
だけど、こんな現実離れした話を誰が信じるんだよ。
「どうする?お前はやらないか?」
「信じられないから・・。」
「これでもか?」
秋本さんは手を胸の前でパンと合わせるとその手を横に引く。
すると手と手の間から棒が見え始める。
「な、んだ?」
秋本さんの手には大きな鎌があった。
刃はギラギラと光を反射して光っていた。
吸い込まれそうなほどの光に俺は思わず目を瞑る。
「何コレ。鎌?」
「そう、鎌。これが俺の仕事道具だ。これでも信じないというか?」
「信じ・・・。」
信じると信じられないの間。
秋本さんは嘘をつくような人じゃないと思ってる。
せっかく秋本さんが打ち明けてくれたのに信じなかったらそれは失礼な気がした。
「信じてもいいんだよな。」
「あぁ、嘘はついていない。」
「俺はDeath Godの一員にならなきゃいけないのか?」
「いや、それは本人次第だが・・。」
「俺はこんな薄汚れた仕事をお前にはさせたくないんだが・・。」
秋本さんは唇を噛みしめる。
演技でないことをその身体の震えが教えている。


