俺様な死神研修生!




「うおぉぉ!!!」

「うえ・・ちょっとタンマ・・・気持ち悪い・・。」

「いけぇぇ!!」


グリグリとコーヒーカップのハンドルを回す恭汰。

気持ち悪いって・・。



「なに、ぼけっとしてんだよ!次行くぞ!次!」

「気持ち悪いつってんでしょ!」

「そんなに元気あるんだったら大丈夫だろ。」


なんてどんどん恭汰のペースに乗せられる。

あまり行動派ではない私。

恭汰と居るとなんでもできそうな気になる。



「ヒナ!早く来いって!」

「次は、なに・・?ってうえぇぇ!?」


め、メリーゴーランド・・。

この年でそれはキツイでしょ。


「行くぞ!」

「馬鹿!」

「ほら、さっさと乗れって!」


引きずられるように馬のところまで連れて行かれる。

は、恥ずかしい!



「俺様、この馬ぁ~。」


真っ黒な馬にまたがる恭汰。