そろそろ日も暮れてきた。 さすがに2人で帰る勇気はない。 俺は強がりだ。 「じゃあ俺、帰るね」 「うん」 「ばいばい」 「…あのさ!」 えっ? 「来週も待ってるから!」 たぶん俺は今までにないくらい笑顔で頷いた。 もっともっと彼女を知りたい。 俺はそのことで頭がいっぱいだった。 #