俺は瀧美里の目の前に立った。 「その本<promise>でしょ? 由知美が書いた本」 俺が唯一読める本を瀧美里が読んでいる。 「え?知ってるんですか?」 「俺、由知美のファン」 「私もですよ〜」 …共通点。 「由知美の本を読んでいると 好きな人にすごい好きって いいたくなるんだよね」 うわ。言ってしまった。 「山下くん好きな人いるんですか?」 俺、嘘つけないんで。 「…いる」 言ってしまった。 でも瀧美里はなぜか切なげな顔をした。 まぁどんな顔も可愛いけど。 #