「遅かったねー二人とも」 中には、先に出た奏と後三人、いた。 「ちょっとこいつに色々教えてた」 「うわー総長が女連れてきた!」 「しかもかなり可愛いねー」 奏の隣にいた人と、向かい側のソファーに座ってる人。 「………何で、女がいるんだ」 右の壁側にあるソファーに寝転がりながらあたしを睨む人。 皆、髪は黒くて美形だ。 何なんだろ……暴走族って美形が集まるのかな。 「雪那」 「なんで、あたしここに連れてこられたの?」 何だか場違いな感じがする。