友達を信じられない。
単純だったあのころとは違う。





もう裏切られたくない。






だから―





「ごめん。一緒にはいられない。」






あたしは教室を出た。





どうせ裏切るでしょう?
繭も。





わかってるんだから。







「瑠璃っ...」






...別に、繭のせいじゃないよ。
あたしのせいなんだ。






あたしのせい...