「うん…わかった」 「よし♪じゃあ、行こう」 行くって、どこへ…? あたしは、美亜達に付いていくことしかできなかった。 …美亜達は、そのまま財布だけを持って学校近くの店へ入った。 ここは、4年くらい前に出来たショッピングセンター。 色々な店が揃っている。 「いらっしゃいませー」 店員の心地いい声。 それさえも、曇って聞こえてしまうんだ。 「ここ入ろうよ」 「あ、あたしここ好きだよ」 「あたし常連なんだよね~」 ここ、すごく高そう…