どうにもできない。
瑠璃は今、有頂天気分でいるから。




ふざけんなよ。




本当に消えればいいのは、笑菜ちゃんじゃない。
お前だよ、瑠璃。






「何でもないよ」





偽りの笑顔を、瑠璃に向けた。







それに…どうしよう。
受験なんかに響いたら。




頭がいい瑠璃とは違うんだよ。
県大会のレギュラーだったお前とは、違う。






ムカツク…








今、はっきり分かった。


あたしは、瑠璃が嫌いだって。




美亜side終



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