「美亜、行こうよ」 「だね」 あたし達は美咲ちゃん達の方に歩いて行った。 「そうそう。玲海、マジでうざいんだよ。自覚してないわけ?」 あたしはそう言いながら、美咲ちゃんの隣に付いた。 こうやって助けてあげたのは、美咲ちゃんがうまくやったからだよ。 仲間に入れてあげてもいいとまで思ったくらい。 「るーちゃ…ん…!?」 玲海は、動揺が隠しきれてないみたい。 現実だよ、全部。 美咲ちゃんがあんたを裏切ったのも。 全部ね。 現実から逃げてんじゃねぇよ。