「……」 自然と目が覚めた 携帯を見て、時間を確認する 「………」 9時 確か、萩原さんが来るのは10時 「…ヤバッ!」 ガバッと起きて、急いで1階に下りる 「おはよ」 リビングでは智哉がのんびりとコーヒーを飲んでいた 「おはよ!!」 洗面台に向かい、顔を洗う 化粧は基本的しないから、リビングに戻って遅めの朝食をとる 「どっか行くの? …そんなに急いで」 智哉にそう言われて、一瞬手が止まる