「鼻、ヒクヒクしてるぞ」 私の鼻をツンッと押して、エンジンをかけた。 「東條さんってA型ですか?」 「は?」 「車の中キレイだし、いい匂いだし、A型っぽいなあ~と」 「お前そうゆうのケツハラっていうんだよ」 「け、ケツハラ?!や、ヤらしいこと言わないで下さい!!」 「アホ、なにエロいこと考えてんだ。ケツハラはな血液型ハラスメントのことだ。」 「…へえ~」 は、恥ずかしい…。 「ま、俺はA型だけどな」 そう言って車を発進させた。