「あ、ありがとう!」 「わたし栗山透(くりやまとおる)、よろしくね!」 「わたし鷹島胡桃!!」 私は嬉しさのあまり大きい声で自分の名前を言ってしまった。 「胡桃ね、透って呼んで! それにしても珍しいよね、この会社。」 「え?」 「営業部とか企画部とかカッコいい人いそう!」 透は目をキラキラさせながら辺りを見回した。 一緒に頑張れる友達が出来て良かった! 《コンコン、》