私と彼が出会った頃は、私もそんなふうじゃなかったのに。

二人でたくさん夜の街にも出たし、仲間を呼んで大騒ぎをしたり朝まで飲んだり……

だけど。

仕事で犯した大きなミスから始まった社内のイジメ、そして体調不良から続く欠勤……

そうしたものが少しずつ私の存在そのものを打ち消すかのように、


そして。

完全に外の世界から私を隔てるように

私は自分をそう差し向けていった。


二人で住む、狭い1LDKの部屋の中に逃げた。

閉じ込めた。


明るさも一緒に封印した。