「やっと…だよ…お前にやっと触れる。」
「あっくん…?」
ぎゅっと背中に回った手がいつもより全然強くて、心臓がはちきれそう。
「……。」
返事は、ない。だからそっと、唯もあっくんの大きな背中に手を回した。あっくんには負けちゃうけれど、でも強く、力を込めて。
「ねぇ…あっくん…?」
「…お前不足。だから今補給。」
「へ?」
「…でも、いつまでもこうしてるわけにいかねぇな。」
そう言って、パッと腕を離す。そして唯の顔を覗き込む。
「顔、赤い。」
あっくんの細くて白い指が唯の頬をツンとつつく。
「…なぁ。」
指先が唇へと移動した。優しく触れられるその感触に、背中がぞくぞくする。
「キス…していい?」
「え…?」
「とか言って、許可貰う前にするけど。ちょっと長いけど頑張れよ。」
あっくんが一瞬、ニッと笑って、そのままゆっくりと唇が重なった。
「あっくん…?」
ぎゅっと背中に回った手がいつもより全然強くて、心臓がはちきれそう。
「……。」
返事は、ない。だからそっと、唯もあっくんの大きな背中に手を回した。あっくんには負けちゃうけれど、でも強く、力を込めて。
「ねぇ…あっくん…?」
「…お前不足。だから今補給。」
「へ?」
「…でも、いつまでもこうしてるわけにいかねぇな。」
そう言って、パッと腕を離す。そして唯の顔を覗き込む。
「顔、赤い。」
あっくんの細くて白い指が唯の頬をツンとつつく。
「…なぁ。」
指先が唇へと移動した。優しく触れられるその感触に、背中がぞくぞくする。
「キス…していい?」
「え…?」
「とか言って、許可貰う前にするけど。ちょっと長いけど頑張れよ。」
あっくんが一瞬、ニッと笑って、そのままゆっくりと唇が重なった。



