* * *
「…強いな、唯ちゃん。」
元々すごく芯が強い子だったけれど、御堂が揺れて不安定な今、彼女の強さはきっと御堂を救う。そんな気がしてならない。
彼女が出て行ってしまった部屋は妙に静かだ。その静かさが妙に嫌で、達也は部屋を出た。
「…あら、空野達也じゃない。」
「お、華ちゃん。」
ばったり出会った美女…もとい華。綺麗系なタイプ。結構な毒舌。
「唯には会った?」
「嵐のように決意表明して嵐のように去って行ったよ。」
「やっぱり?」
「ホント、強い子だよね、唯ちゃんは。」
「…立ち直ったら強いの。あの子は。」
とても優しい目をしてそう呟く華。そんな横顔が、綺麗というよりは可愛い。
「唯ちゃんのこと、すごく大事にしてるんだね。華ちゃんは。」
「ま、唯一の女友達だもの。」
「え、そうなの?」
「まぁね。でもそれはどうでもいいじゃない、今は。」
気がつくといつもの不敵な笑顔に戻っていた。華はやはり手強い。
「…強いな、唯ちゃん。」
元々すごく芯が強い子だったけれど、御堂が揺れて不安定な今、彼女の強さはきっと御堂を救う。そんな気がしてならない。
彼女が出て行ってしまった部屋は妙に静かだ。その静かさが妙に嫌で、達也は部屋を出た。
「…あら、空野達也じゃない。」
「お、華ちゃん。」
ばったり出会った美女…もとい華。綺麗系なタイプ。結構な毒舌。
「唯には会った?」
「嵐のように決意表明して嵐のように去って行ったよ。」
「やっぱり?」
「ホント、強い子だよね、唯ちゃんは。」
「…立ち直ったら強いの。あの子は。」
とても優しい目をしてそう呟く華。そんな横顔が、綺麗というよりは可愛い。
「唯ちゃんのこと、すごく大事にしてるんだね。華ちゃんは。」
「ま、唯一の女友達だもの。」
「え、そうなの?」
「まぁね。でもそれはどうでもいいじゃない、今は。」
気がつくといつもの不敵な笑顔に戻っていた。華はやはり手強い。



