泣いても意味がないことなんて、ちゃんと分かっている。泣けば泣くほど、想いが拡散して掴めなくなるのに。
「好き…って…気持ちに…。」
理由はいるの?誰かにそう、訊いてみたい。
気付いたら好きだった。気付いたら、その声が好きになっていた。…なんて言うのかな、初めて聴いた時の衝撃、今もちゃんと覚えている。そしてやっぱり1年前の誕生日。あの日は本当に特別だった。
あっくんが、あたしの誕生日を祝ってくれた。顔を知らないあたしのことを。あたしの名前を初めて呼んでくれた。
嬉しくて嬉しくて、涙が出た。そして手紙を書いたんだ。…あの日の手紙…
「…あっくんは読んでくれたのかな?」
きっとたくさんのファンがいるあっくんのことだから、自分の手紙なんて他の多くの手紙の一つで、もしかしたら残ってないかもしれないけど。
「あの日、すごく嬉しかったこと、あたし…忘れてなんかないんだよ。」
忘れてなんかいない。あの日の思い出が今もキラキラと輝いていて、思い出すだけで幸せに、温かい気持ちになれるんだ。
ねぇ、あっくん。あたし、今まで知らなかったんだよ。ラジオやアニメ、雑誌を通してしか、あなたのことを。でもね、今は違うんだ。
「好き…って…気持ちに…。」
理由はいるの?誰かにそう、訊いてみたい。
気付いたら好きだった。気付いたら、その声が好きになっていた。…なんて言うのかな、初めて聴いた時の衝撃、今もちゃんと覚えている。そしてやっぱり1年前の誕生日。あの日は本当に特別だった。
あっくんが、あたしの誕生日を祝ってくれた。顔を知らないあたしのことを。あたしの名前を初めて呼んでくれた。
嬉しくて嬉しくて、涙が出た。そして手紙を書いたんだ。…あの日の手紙…
「…あっくんは読んでくれたのかな?」
きっとたくさんのファンがいるあっくんのことだから、自分の手紙なんて他の多くの手紙の一つで、もしかしたら残ってないかもしれないけど。
「あの日、すごく嬉しかったこと、あたし…忘れてなんかないんだよ。」
忘れてなんかいない。あの日の思い出が今もキラキラと輝いていて、思い出すだけで幸せに、温かい気持ちになれるんだ。
ねぇ、あっくん。あたし、今まで知らなかったんだよ。ラジオやアニメ、雑誌を通してしか、あなたのことを。でもね、今は違うんだ。



