「お前、くれぐれも失礼のないようにしろよ。」
「分かってますっ!」
「ここにいろよ。分かったな?」
「分かりましたっ!」
スタジオに入っていくあっくんの背中を見送ると、下の方から視線を感じた。
「あのっ…お隣…座ってもいいですか?」
「ええ、もちろんよ。」
これは本格的にまずい。大好きな漫画の作家さんが目の前にいて、何を話せばいいのか分からない。
「唯ちゃん、私とそんなに変わらないわよね、年。」
「へ?」
「いくつ?」
「あ…えっと…今日で20歳になります。」
「あら、じゃあ私と一つしか変わらないのね。私21よ?」
「えぇ!?そうなんですか?」
「デビュー早かったのよね。でも現役女子大生よ?」
「うわぁ…なんだか信じられないです…。」
「少し緊張は解けた?」
「え?」
「年齢が近いって分かれば少し緊張ほぐれるかなって。唯ちゃん、お顔が固かったから。」
どうやらバレていたようだ。こういうところがつくづく子どもっぽいんだなと、唯は一人で納得した。
「分かってますっ!」
「ここにいろよ。分かったな?」
「分かりましたっ!」
スタジオに入っていくあっくんの背中を見送ると、下の方から視線を感じた。
「あのっ…お隣…座ってもいいですか?」
「ええ、もちろんよ。」
これは本格的にまずい。大好きな漫画の作家さんが目の前にいて、何を話せばいいのか分からない。
「唯ちゃん、私とそんなに変わらないわよね、年。」
「へ?」
「いくつ?」
「あ…えっと…今日で20歳になります。」
「あら、じゃあ私と一つしか変わらないのね。私21よ?」
「えぇ!?そうなんですか?」
「デビュー早かったのよね。でも現役女子大生よ?」
「うわぁ…なんだか信じられないです…。」
「少し緊張は解けた?」
「え?」
「年齢が近いって分かれば少し緊張ほぐれるかなって。唯ちゃん、お顔が固かったから。」
どうやらバレていたようだ。こういうところがつくづく子どもっぽいんだなと、唯は一人で納得した。



