【Risako side】

先生の部屋に入るのはこれが初めてだった。

シンプルですごく綺麗。

元々綺麗好きなんだってことは分かってたけど、こんなに部屋が綺麗だとは思ってもいなかった。

先生の部屋に入って2時間くらいは経った。

もう時計は11時位を指してる。

ここ最近は11時位に寝ていたから睡魔もくるかと思ったけど、全然こなかった。


「なーんで理沙子ちゃんいないわけー!?」


真とか言ったっけ?
先生じゃない方の人の声が聞こえる。
かなり酔っ払っているようにも聞こえる。

「お前みたいなクズを近づけないためだよ。」

「理沙子ちゃんに飲ませたかったのにー!!」

「お前…それでも教師か?」

「免許は持ってる。」

「免許剥奪だな。」

「お前だって女子高生を家に置いてて家政婦の真似ごとさせてますなんてバレたら剥奪かもしれねぇぞ?」

「そうかもしれないな。」

「分かってて置いてるのか?」

「ああ。当たり前だろ?」


この部屋…
当たり前だけど、二人の会話筒抜け…