俺はドアを開ける。

「はいはい。つーかなんで今日来るんだよ。
それに来るなら来るで連絡しろよ。」

「サプライズもたまにはいいだろ?」

「お前が来てもたいしたサプライズになんねーよ。」

「まぁまぁ…そう言うな…って…え?女?」


真の目に留まったのは紛れもなく彼女だった。


「何…?お前彼女いなかったんじゃねーの?」

「あぁ。彼女じゃないよ。今説明するから座れ。」

「彼女じゃないのになんでおまえんちにいるんだよ?」

「だから今説明するっつの。
お前…俺の部屋行ってるか?」

『あたしが居たらまずい?』

「そんなことはないけど。お前が気まずくないか?」

『夕飯…その人食べたの?』

「さぁ?」

「何独り言言ってんだよ?」