二人の幸せそうな背中を見送った。


時間は確実に流れてて…

しかも俺らはその時間の中で着実に進んでるってことか…

とか自分で納得してみることにした。



「時間って偉大。」

ぼそっと呟く。



「俺も幸せになりてーな!!誰かと一緒に。」


雲ひとつない青空に向かってそう叫んだ。




もう2度と戻ることのない時間の中で

俺、いわゆる「運命の人」ってやつを見逃したりしてないよな神様…?



返事がねぇ。

つーことは俺の目の前に「運命の人」が現れるのはまだ先のこと…なのか?




*END*