俺がいろいろと考えを巡らせている間にいつの間にか彼女は眠ってしまっていた。
もう体力的にも気力的にも限界だったんだろう。

俺は彼女の寝顔を再び見つめ直す。

彼女を見つけた時にも思ったが、普通に美人だ。
普通に美人って失礼な言い方だけど。

一体何歳なんだろう?
一見すると学生には見えないが、あどけなさもないわけじゃない。

不思議な雰囲気を持った少女。

考えても考えても、彼女に対する疑問は一つも解決できなくて、俺は彼女に毛布をかぶせた。