――― 話終えると村山君はあたしを離した 「これが理由。ぶつかった時のこと思い出した??」 “そう言えば…あたし龍に屋上で好きって言われて、走って逃げてる時…誰かにぶつかったんだ…” あたしはハッと記憶が蘇った “あたし顔なんて見てなかった。 まさかあの時ぶつかったのが村山君だったなんて…” あたしは赤くなった顔を見られたと思ったら恥ずかしくなった