2人にも、山田とのことを報告したらすぐに来てくれた。



でも、バカなあたしは、この期に及んでまでも山田もいたらよかったのにって思ってしまっている。



ただの集まりだったら、どんなによかっただろうか。


「朱里元気だしてっ」



「うん、そうだよ」



優しい言葉に溢れそうになる涙を抑えた。



「もう、大丈夫だよ」



そう言って笑って見せると、2人も笑ってくれた。


「よし、じゃあさーうちに来ない?うちで今日は夜まで盛り上がろーよっ」



可奈の提案により、可奈の家に行くことになった。