抱きつくあたしに、山田は意地悪に言う。 「おばあちゃんになっても、俺のこと好きでいてくれるんだっけ?」 「…え」 さっき、暴走しまくったことを思いだし少しだけ恥ずかしくなる。 「好きでいてくれないの?」 反省して黙っているあたしに、少し拗ねたように言う山田。 そんな山田が可愛くて。 愛しくて。 「好きだよっ…ずっとずーっと!」 山田を嫌いになるなんて、考えられないんだから。