「…は、はい!あたしが浜野朱里です!」 あたしは、立ち上がった。 司会者に誘導され、ステージの真ん中に立つ。 ピンクのライトがあたしだけを、照らしすごく緊張した。 「では、誰に告白するんですか?」 そう言われ、山田を真っ直ぐ見る。 …あたしが好きなのは。 …想いを伝えたいのは。 「山田悠」 あなただけです。