あの歓迎会からしばらくは、柊サンの顔がまともに見れなくて。


それでも、きちんと仕事はやってる。つもり....だったケド、気がつけばボーっと柊サンの手を見つめてて、1人で赤くなったり。

私って変態?!とか、思ったり。


なんとか、平常心を保つのに必死だった。


ただでさえ、毎日顔を合わせる職場の上司。

意識し過ぎて、上司と部下の関係が崩れると仕事がやりにくくっちゃう。


何度も何度も”この人は私の上司”って自分に言い聞かせて、ひたすら仕事を頑張った。


それから何日か過ぎて、気が付いたら任される仕事も増えて忙しくなってた。

これで、余計なコトを考えなくていい・・。

そう思って、必死に仕事に打ち込んだ。