完璧に忘れてた。

あたしとした事が、本気で忘れてた…。




「随分とやってくれるようになったじゃねぇかよ、あゆチャン?」



「ち…違うって!本気で忘れて―――」



「悪いコには、お仕置きしねぇとな?」




少しずつ、あたし達の距離が無くなっていく。


貞永を止めたくても、止まる可能性はほとんどナシに近い。



…だって、完全にエロスイッチが入っちゃってるから。




「今夜は帰さねぇ。絶対に寝かしてやんねーから」



「ちょ…明日も仕事だって!」



「そんなの知ったこっちゃねぇな」




ば…バカーっ!!


貞永の鬼!悪魔!オオカミーっ…!




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