「Good night……」 彼は、穏やかに応え 私の頬に、キスをした。 「本当は、唇のが よかったんだけどな。」 そういいながら、額にも そっと、口づけた。 驚く私の事なんて いっこうにお構いなしで 思わせぶりな事を しないでよ・・・ 何ともないそぶりをしながら 部屋の扉を閉めた。