それからのあたしは 「し、しゅ〜すけ、しぇんぱ〜い〜……」 洵介先ぱいでいっぱいで、試合中ってことを忘れて、コート内を不自然に走り回っていた。 ちらっと洵介先ぱいを見ると、真面目にしろ光線がきて、いろんな意味でドキドキした。 そして終いには……あたし、鼻血を出してしまいました。 は、恥ずかしいよーっ。 そんなあたしを見て、委員長が一言溢した。 「満川、他の奴と代わるよな?」 あまりに素敵なスマイルだったため、あたしは渋々応援席に向かい、小さくなっていた。