それからほとんど毎日


隆也は部活が終わった後、家や高校の近くまで来てくれて


あたしに勉強を教えてくれた


いわゆる家庭教師


時々不安になる


隆也だって大学の友達や部活だって大変なのに


あたしがそう言うと


隆也は決まって


「さなのためだもん」


って笑顔で答える




隆也


隆也には言葉では表現できないくらい感謝してる


あたしの一番の理解者


甘えすぎてるよね、あたし


今も昔も


あたしは隆也なしでは生きていけない


そんな甘ったれた人間だけど


今は素直に


隆也に出会わせてくれた神様に感謝してるよ。



ここに来るまでたくさんの時間がかかったけれど


あたしは


これからもずっと


あなたを支えていきたいって


そう思うんだ