ハッピー・ニュー・イヤー

「ゴメン。
家からだった」

家?
ご実家?

「今日が休みだってバレた。
なんで帰って来ないの―――?ってうるさい、うるさい」

「石田さんて、ご実家はどちら?」
と訊ねる母。

ナイス!
私も訊きたい。

「車で一時間もかからないかな?」

「あら、そんなお近くなら
ご実家に帰られた方がいいわよ。
きっと親御さんもお待ちだわ。
うちになんてお呼びしてる場合じゃなかったわね」

「いえいえ。
帰るつもりはなかったので、こうやってお招き頂いて嬉しかったんですよ」

「車で一時間なら、お昼には間に合うわ。
ご実家に帰っていらっしゃいよ~」