……痛い、いろんなとこが痛い

目が覚めると華音先輩の家だった

「目が覚めたみたいね、さっきはありがとう。服がビリビリだったから着替えさせたわ」

どうやらガラスの破片がかすっていたらしい
そういえばいろんなとこに切傷がある

「ありがとうございます。ところで俺が着てるのはなんなんですか」

一番最初に聞きたかった

「家には男がいないものだからなにもなかったのよ。ちなみに私のだからって欲情しないでちょうだい」
「これじゃてるてる坊主みたいじゃないですか!!それに欲情なんかしません」
そう話しているとニット帽の男と凛華先輩が歩いてきた

「起きたか新入りくん、俺は暁だ、よろしく」

凛華先輩の彼氏だったみたいだ
それにしても金髪にニット帽、この家と似合わなすぎる
まあ茶色の俺が言えたことじゃないんだけど

「まあまずは立ってみ」

立つとケツを触られた

「何するんですか!!」

「勘違いすんな!!俺はBLじゃない!!まだきずいてないのか、凛華、鏡もってきて」

自分の姿をみて驚いた

しっぽがはえてる…ふさふさの
おまけに耳まで…これは犬?
どうせあの人たちがつけたんだろ?

「これは萌え…ねこみみ萌えみたいなか!!いい加減にとってくださいよ」