後ろからあの霊力が近づいてきた


「逃げるのは不可能のようね…華音凛華シールドを出して!!暁が来るまで時間を稼ぐわよ!!」


すると上から何かが降ってきて砂煙が上がる

砂煙が消えると鬼のお面をした三体が立っていた

「鬼のお面!?さっきのとは何か違うようね。二人とも気を付けて」


相手はさっきのよりも大きく攻撃に特化したやつのようだ


すると三体は走り始めた

それに反応するようにシールドが守るように前にでる


相手は腕を振り上げ簡単にシールドを割り近づいてくる


「一枚じゃさすがに無理みたいね。凛華は周りを守って!!私は一点集中するわ」


相手が華音に殴りかかる
それを重ねたシールドで防ぐと相手は殴り続けた

すると残りの二体がシールドを回り込み華音に殴りかかろうとする


それを凛華はシールドを使い二体の体を押し華音から引き剥がす


クォーツは霊力で感覚を強化し凛華に指示をだす

シールドは次々と割られ凛華の霊力はシールドが割られるごとに消耗し限界が近づいていた
華音のシールドにもひびが入り始め限界が近づく

「仕方ないわね…光華!!」

シールドをしまい唯一の攻撃方法、猫の光華を呼び出した

普通の猫と同じ大きさの光華は元々普通の猫の霊体だったため攻撃力は低いが速さで相手を惑わすぐらいのことはできるだろう
シールドが割れれば霊力は一気に無くなってしまう
その前に一か八かの賭に出た

あいては光華に気を取られクォーツたちを狙わなくなった
そのうちに霊力を回復しようと試みるが光華は殴られ華音のそばまで飛ばされる


「光華!!…ありがとう…戻って」


光華を戻すと相手が狙いをクォーツたちに定めた
華音はシールドを展開し防御を試みるがガラスのように砕かれ次々と消されていった