血が少し出てきた
カスってしまったらしい

「マジかよ…結構気に入ってた棍なんだぞ」


向こうは自我のない化け物、何を言っても何もない

どうすっかなぁ

向こうは長い腕をしならせ攻撃してくる

避けれても当たったらかなりのダメージだろう
油断はできない

体術もできなくはないが向こうのリーチに入るなんてバカすぎるし体術だけで倒せるなんて無理だろう

自我がない分避けるのが楽なのが幸いだった


早く片付けてクォーツたちに追いつかないと例え真実が追いついてもこいつを倒せるかはわからない


「あ~めんどくせぇ!!俺はだるいのが嫌いなんだよ!!」


まあほとんどの人がそうだろう


俺はタバコを捨て首を鳴らす


「わりぃな。久しぶりだから加減できねぇ」


次の瞬間巨体は細切れになり崩れ落ちた


「くそ…鈍ったなぁ。体中が痛いわ。明日は筋肉痛だな」


タバコを出しクォーツたちの元に向かった