時計は夜中の2時をさしている。


あの日は終業式で、いつもより早く終わるはずなのに、夕方になっても海音は帰って来なかった。

雨も降り始めてたのに……。


学校に電話をしたけど、海音は当然学校を出た後だった。


海音の仲のいいお友達の家にも電話をかけてみたけれど、どこにもいなくて……。

私は泣きそうになりながら旦那に電話をかけた。


すぐに警察に行けと言われて、私は警察署に向かった。