【短】愛らぶ★ヒーロー


「そっか。よかった」

「よかった、ですか?」

「だって俺、体だけの関係なんか絶対ヤだもん」

「……同じく、です」



俺たちはおでこをくっつけて、クスクス笑った。




『一発屋のヒロ』はもう卒業。



こんな胸のドキドキも

キスするだけで熱くなる心も

独占欲も、不安な気持ちも


キミを好きになって

初めて知ったものばかりだから。




「サガラ……」


ベッドに横になったサガラに、俺は何度もキスを落とす。


生まれて初めて女の子に触れるみたいに、鳴りやまない心臓。



「サガ…………ん?」


約束してたサガラの処女を
今日、ついに――…



「あ、あれ……っ?」