やがてすべては明らかになるだろう。 20年前の横領事件の真相も。 木村一家惨殺の犯人も。 罪なく殺された小山徹の無念も。 桜木和子が殺された理由も。 追い追われ続けた彼らの執念も。 すべての闇は、明るく照らされる。 けれどその光は、誰の心も癒してはくれない。 憎しみは憎しみを生み、愛した分だけ苦しさが増す。 人々がどれだけ平和を願っても、なくなることのない闇。 いつか光が届くと信じながら、時と共に広がりゆく闇。 深すぎた闇は、彼らを救うことはできなかった。