黒の三日月

勢い良く窓を開けて、犯人が何処かにいるんじゃないかと目だけで探す。

どんなに探してもそれらしき人物を見付ける事は出来なかった。

仕方なく犯人を探すのをやめ、もし見付けたらとっちめてやらないと、

という決意を胸にし、改めて眠りに就こうとしたその時。


『次はこれじゃ済まされないかも?』


まだ声変わりしていないんじゃないか、と言うくらいに男か女かも区別がつかないその声。

まるで楽しそうに喋るではないか。それらしき人影は辺りを見回してもやっぱりいない。

もしかしてこの胸騒ぎがこの事だったのだろうか?

すっきりしないまま私は1時間くらいかけて何とか眠りに就く事が出来た。

もうこんな事が二度と起きませんように。