黒の三日月

今日は絶対に良い事なんてないって分かった。

でなければ今こうして誰かに襲われる事もないから。

助けを呼ぼうにも呼ぶ事が出来ず、ただ私は放してと言わんばかりに暴れるだけだった。

何でこんな時に限って誰も外に出ていないんだろう。

何時もは犬の散歩とかしているおじいちゃんとか見かけるのに。


「~~~~っ!」

「少し大人しくしていろ。すぐに終わる」


それは聞き覚えのある声だった。