黒の三日月

翌朝、珍しくかなりスッキリと目が覚めた。

不思議な事もあるものだと思う。今日は何時もより早く学校に行ってみよう。

昨日がちょっと気分悪かったから、少しは良い事がある筈。

昨日は優衣と同じクラスになれた事以外、

良い事が全くなかったから尚更にそう感じる。

何時もと同じ事をして、お母さんに“今日は早いのね”なんて

珍しがられたりしてから、外へと出る。

春とはいえまだ少し寒いかな?

近くの公園から舞ってくる桜の花びらを見ながら歩いていたら、

突然背後から口を塞がれた。突然の事に何が何だか分からなくなる。