「何で……」


倉山にだって私がこの場所にいる事とかなんて知らせていない。

偶然にしては出来すぎているし。一体何がなんだかさっぱり分からない。

今此処で弱っているヒイラギと、目の前に立っている倉山。この2人の関係って?

ただ1つだけ分かったのは倉山が何時もの倉山とは明らかに雰囲気が違いすぎていると言う事くらい。

あんなに普段ヘラっとしている倉山が、あんなに眉1つ動かさずに真面目な顔をしているなんて見た事がない。


「……Today, everything end」


ポツリと呟いた倉山のその一言に、私は覚えがあった。

あの6時間目の時に回って来たメモに書かれていた一言である。と言う事はあのメモの発信者って……。