「学食でご自由にどうぞ、って感じでカゴに飴玉が沢山入っていてさ。
折角だから貰って来たやつだけど……あげる」
透明な包みの中には真っ赤な丸い飴玉が入っていた。多分イチゴ味だと思う。
「っていうかもっと早く言ってくれたら、ちゃんと用意したのに」
「何で倉山に誕生日を教えなければならないの?」
「お祝いはされるのもするのも好きだから……イチゴ飴、嫌いだった?」
「貰えるなら貰う。嫌いじゃないから。……有難う」
感謝をすれば倉山はふにゃりと無邪気な笑顔を見せると、
“どういたしまして”と一言言った。何時も思うけれど倉山って笑顔だけは可愛いと思う。
折角だから貰って来たやつだけど……あげる」
透明な包みの中には真っ赤な丸い飴玉が入っていた。多分イチゴ味だと思う。
「っていうかもっと早く言ってくれたら、ちゃんと用意したのに」
「何で倉山に誕生日を教えなければならないの?」
「お祝いはされるのもするのも好きだから……イチゴ飴、嫌いだった?」
「貰えるなら貰う。嫌いじゃないから。……有難う」
感謝をすれば倉山はふにゃりと無邪気な笑顔を見せると、
“どういたしまして”と一言言った。何時も思うけれど倉山って笑顔だけは可愛いと思う。


