黒の三日月

『件名:ありがとう
本文:ありがとう♪
気持ちだけでも凄く嬉しいよv
優衣がいないと何だか寂しいなあ(/_<。)
また明日学校でね。私も何があっても優衣の味方だよ(*^-^)』


1時間目が終わってすぐに優衣宛てにメールを素早く作って、送信した。

家の用事で忙しいかもしれないから、すぐに返事は来ないと思う。

パタリと携帯を閉じて、ぼんやりと頬杖ついて物思いにふける。

頭の中に思い浮かぶのは今日のご飯の事。

お兄ちゃんの大好きだった肉じゃが、確実にあるんだろうな。

次にお兄ちゃんがもし生きていたらどうしていたんだろうと言う事。

大学とかに通っていたのかな。お酒の飲める年齢だけど弱そうだな。

そしてヒイラギ……あれ?

なんでヒイラギの事なんて思い浮かぶんだろう。分からない。